9/22【日銀会見】為替の動き
昨日あった日銀会見を簡単にまとめ。
一番のポイントはやはり
「政策の修正時期や具体的な対応について到底、決め打ちはできない」
先日読売新聞朝刊でマイナス金利政策に対して「いろいろなオプション(選択肢)がある」と発言し、
一時円高に振れる場面もあった。
しかし、今回の会見では円安をけん制する発言はなく、
金利政策の修正も具体的な時期は示さず、
「今後のデータを基に判断」という発言にとどめる程度であった。
また、市場関係者が気にするのは為替介入、
為替介入は財務省管轄になるが、日銀の発言やデータなどは参考にするはず。
ちょうど一年前は日本の異次元緩和の修正は遠いとの市場判断。
その中でアメリカは金融引き締めを加速し、その影響でドル円145円で介入、
それでも円安に進み151円まで進み、大規模な介入を実施。
ちょうど一年前の話。
そのため市場も148円になってからどこか介入が入るのでは、
と警戒し大きく為替が動くことはない状況。
ただ、今回の会見、アメリカ、ヨーロッパの動き等では10月には150円にタッチする可能性も高い。
やはり今後の為替の動きには今まで以上に注目が集まる。
【22日の日経平均】
始値:32,189.32
高値:32,535.67
安値:32,154.53
終値:32,402.41
一言:午前中の相場は会見前で売りが先行。11:52の日銀発表で午後相場は買いが入るが、
会見までは大きな上昇とはならず。
週明けの会見では緩和継続の見通しのため買いが先行するか。